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あげましょう と やりましょう
①桃太郎さん 桃太郎さん   ②○○ましょう ○○ましょう 
  お腰につけた きび団子    これから 鬼の征伐に
  一つわたしにくださいな     ついて行くなら○○ましょう

「○○には何が入ると思いますか?」社用車のラジオから流れた質問だ。
私は「あげましょう!」と即答。

しかし、正解は「やりましょう」というのだ。自信があったのだが・・・。
大半の方は、私と同じ答えではなかろうか。
それには、日本語の崩れ(変化)が影響しているようだ。

花に水をやる → 花に水をあげる
犬にご飯をやる → 犬にご飯をあげる

本来の意、「あげる」は「やる」の謙譲語である。つまり、目上の人に「やる」ときに用いる言葉である。しかし、最近「あげる」の持つ敬意が薄れてきているのと同時に、「やる」は丁寧でないという見方があるようだ。さらに言えば、「さしあげる」という言葉が用いられるようになったのも、「あげる」では満たされない敬意を表すために発生した動きとも取れるのである。

サルや犬やキジには申し訳ないが、本来「やりましょう やりましょう」で十分であるという結論だ。

車の中で、変化する日本語を実感した。
ちなみに、「食う」と「食べる」の関係にも置き換えることができるそうだ。
by sono3106 | 2004-08-21 00:33 | ┗━◇そのほか
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