彼女の苦悩
先日彼女からこんな話を聞きました。

天神で買物を終え、地下鉄で帰っていた時のことです。
泰くんをベビーカーに座らせ、ベビーカーの押し手には荷物をかけていました。
まもなく室見というところで、泰くんが半分泣きかけになりながら「ダッコ」を求めてきました。
彼女は、どうして抱っこしてほしいのか、抱き上げた後どうなるのか分かっていたので、応えられなくてごめんねと思いながら、泰くんをなだめ、到着を待っていました。
そんな時、年配の女性が、人前で「抱っこしてあげればいいのにぃ。こんなに言っているじゃないの。かわいそうにねぇ。」と言われたそうです。
彼女は、この言葉にとてもショックを受けて、泰くんの気持ちに応えられなかった自分を責めました。

実はこの話を聞いた時、私は「へーそんなことあったんだぁ」ぐらいに聞いていたのです。
翌日、仕事中に車の中でふと話を思い出すと、「こりゃ大変だ」と慌てました。
どうしようもない状況を、一人で背負い込み自分を責めるのは間違っている と思ったからです。すぐに、彼女に電話をかけました。

仮に、彼女がそこで泰くんを抱っこしていたとします。
今までの経験からいくと、泰くんは抱っこが目的ではなく、自分の足で電車の中を歩くことが目的なのです。
泰くんをベビーカーから下ろすと、荷物の重さで後ろに倒れ、さらに泰くんが歩き回るとしたら、とても彼女一人では相手できないのです。
抱っこした上で歩かせるのを拒めば、もっと過激な要求(ダダ)が待っています。
彼女は、それを予測した上で、自分にだけでなく、泰くんにとっても良い選択をしたのです。

中年女性の軽率な言葉にも配慮を感じませんが、子育てをがんばる母親にはいろいろな障害が多いと感じました。
同じような言葉に傷ついた母親も多いと聞きます。
母親がショックを受けるのは、それだけ真剣に子供のことを考えているからです。

父親にも、直接的ではない子育ての大切な役割があるようです。
いやぁ、毎日が勉強ですね。
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by sono3106 | 2005-01-27 19:47 | ┗━◇ぱぱ
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