昨日福岡では、今年初めての黄砂が観測されました。
お昼ごはんを食べに外に出ると、遠くの景色が霞んでいたように思います。
即物的な見方をすれば、ただの春を告げる事象ですが、はるか遠く中国から、風に運ばれた長い旅路を思うと、少しセンチメンタルな気分に浸れます。
また、彼女のブログ「
久しぶりの散歩」にもあるように、室見川では春を告げる白魚の漁が始まりました。100万人を超える大都市に、こんな自然が残っていることに感激します。
福岡らしい変化から、季節の移ろいを実感できるのは幸せなことです。
話は変わりますが、今日は大分、別府に出張でした。
ぼんやりとした雨の景色を眺めていると、肩の力が抜けるようでした。
仕事を終えた別府では、市役所から駅までの道のりを、とぼとぼと歩きました。
立ち昇る湯けむりをバックに、古めかしい商店や近代的なホテルが見えました。
まちなみによって、丸いポストがこんなにも元気に見えます。
公民館も共同浴場も同じ、人が集う場所です。
こみちは、人間模様を映し出す鏡のような存在です。
まち は
ひと でできている、と実感する瞬間でした。