東洋文化研究家・アレックス・カー、55歳。
b0013735_1225751.gif東洋文化研究家・アレックス・カー、55歳。
かつて美しい自然環境と豊かな文化遺産を誇った日本は、今や見渡す限りのコンクリートと看板、電線に埋め尽くされている。それらの風景を、深い知識と審美眼、そして何よりも日本への愛情をもってユニークに批判するのが、在日歴40年のアメリカ人・アレックス・カーである。古美術ディーラー・景観保存活動・執筆・講演・通訳等その活動内容は多岐にわたり、各国・各界の著名人とも交流が深い。
2年前からは、京都の古い町家を改装し、現代によみがえらせるプロジェクトをスタート。日本文化の再生をはかり、国内外の多くの参加者から高い評価を得ている。
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b0013735_131074.jpg先日、冷泉公園の近くの老舗旅館「鹿島本館」で行われたイデア塾(将来の九州の観光振興を担う人材がたくさん集まる素晴らしい勉強会。私も将来の自分のために!)に参加。今回のゲストスピーカーは、東洋文化研究家・アレックス・カーさん。

一言で言うと、日本人より日本のよさ、日本の価値(特に文化的価値)に気付いているアメリカ人。昨夏には、TBSの「情熱大陸」にも出演、現在は、b0013735_136186.jpg京都に数多く残る「町家」や日本三大秘境のひとつ徳島祖谷(いや)に残る茅葺きの「古民家」を修復、再生し、宿泊業を営んでいる。

山が削られ道路が次々と建設される、結果その山肌は無機質なコンクリートで覆われる。日本の田舎には、先祖代々守ってきた素晴らしい「景観」がある。それが、公共事業の名の下、「宝の景観」が破壊されても、誰も過ちに気付かず、計画されても誰も反対しない。それが、今の日本の現実だ、と。

日本のよさを外国人から教わるのは、正直くやしい。でも自分も仕事で、ある地域に入る時、b0013735_1354552.jpgあえて外から見た「その地域のよさ」を探すようにしている。地元で当たり前のものこそに、実は本当の価値があり、内側にいる人はそれに気づきにくいものだ。

そして「残すもの」「変えるもの」の見極めも重要。まだまだ捨てたもんじゃない、日本の田舎。それらを後世に残すため、少しでも自分にその手伝いができたらうれしい。b0013735_23265039.jpg
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by sono3106 | 2008-04-19 23:41 | ┗━◇まちづくり
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