がんばる集落ワークショップ in 熊本
国から委託を受けて、熊本県のとある集落に入って、ワークショップを行ってきた。

この集落は、いわゆる「限界集落」と呼ばれている集落で、「限界集落」とは「過疎化などで人口の50%が65歳以上の高齢者になり、冠婚葬祭など社会的共同生活の維持が困難になった集落」のことを指す。これらは過疎化がさらに進めば最終的に無人化して消滅に至る可能性が高く、国の調査では、全国にこのような集落が7873もあるようだ。

この「限界集落」のいう言葉、もともとは学術用語だったが、最近ではメディアで広く使われるようになり、それと同時に外部が数字だけを見て勝手に「限界」と呼ぶことへの反発や、地元がますます元気のなくなる表現だ、という意見が多く出てきており、集落再生に向けた対応策と同じく、その言葉の使われ方も活発な議論を呼んでいる。

国でも省庁によって「小規模・高齢化集落」や「基礎的条件の厳しい集落」、「維持・存続が危ぶまれる集落」など表現が違ったり、宮崎県のように公募で「集落に対する新たな呼称」を募集する動きも出ているところだ。

当日は朝から地元の方と”ムラ歩き”をし、普段当たり前に過ごしていた地域をもう一度見つめ直して、地域の宝(歴史、自然、風景、人など)の再発見をしてもらい、それらの資源を生かして集落の再生に向けた”将来像”をみんなでアイデアを出し合いながら、まとめていくというプログラムを企画した。

決して今回で答えが出るわけじゃなく、これをきっかけに地道な取り組みがこれから必要だ。私が受け持ったグループは、集落全部で8世帯、男性はたった4名、小中学生はなんとゼロ。さらに人の流出が続くこの集落で、どこに希望を見出して、どんな地域づくりを進めていくのか。別の集落では、事前の集落説明会の時にこう言われた。「来るのが10年遅かった」と。

危機感と絶望感の中での地域再生は至難。だけど、何かできることは必ずある。みすみす最後を待つより、どこかに希望を見つけて、それにすがってでも守りたい。先祖が受け継いできた、地域のプライドを取り戻したい。そんな地域づくりに対して自分は何ができるのか、自分の役割を考える大きなきっかけになった。ひとつアイデアがあるので、これから動いていきたい。
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by sono3106 | 2008-09-29 22:17 | ┗━◇まちづくり
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